研究内容
③ 反応機構解明:大容量コンバージョン反応機構の解明と可逆性改善
次世代電池用正極材料として、コンバージョン反応を利用した正極材料は既存リチウムイオン電池の2倍、3倍の大容量化を達成できる可能性を秘めていますが、充放電に伴う電極の構造変化、体積変化が大きくサイクル特性の維持に新規バインダー等の力を借りたブレークスルーが求められています。このサイクル劣化機構を明らかにするため、充放電サイクル中の正極活物質の構造劣化について、XRD測定や高強度シンクロトロン光を用いたin situ XANES測定など様々な高度分析技術を駆使して電池内における電極材料の充放電機構の解明を遂行中です。